小学生以上

質問

学校から集中力がない、落ち着きがない、友人トラブルが多いと注意されて心配です。

回答

このような子どもの行動は、環境が要因となる心理的な葛藤の表れである場合と、子ども自身の発達のアンバランスからくる場合が考えられます。
子どもは、自分のおかれた環境に大きな影響を受けるものです。
家庭や学校生活において、不安や心配な気持ちでいると、行動が落ち着かないことがあります。この場合、これまでの家族や友人などの関係を含め、子どもの成長を見つめ直してみることが必要でしょう。きっかけがあるようであれば、ゆっくりとその環境を整えてやることで、子どもの成長とともに症状は改善されると思います。

一方、特にきっかけがなく、幼児期からずっと、「この子はどこかが違う・・・」と違和感を持ってこられた場合、例えば、「気がそれやすい、制止が効かない、意味もなく乱暴」などの場合は、子ども自身の発達の問題を疑うことも必要です。子ども自身の行動や心理的特徴を見つめ直す意味でもスクールカウンセラーや児童相談所に相談（心理的診断）することをお勧めします。

発達の遅れのある子どもでも、周囲が理解を持って関わることで、落ち着いて本来の能力を発揮することができます。

• 2016年3月14日
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