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共楽亭【きょうらくてい】

共楽亭

指定種別 市指定 重要文化財(建造物)
指定年月日 昭和37年2月9日
所在地 白河市南湖
所有者 白河市
大きさ 桁行7.3m、梁間3.66m

松平定信が、南湖の開鑿(かいさく)終了後の享和年間(1801~03)に、もっとも眺めのよい鏡山の中腹に建てた茶亭である。建物は、桁行4間(7.3m)、梁間2間(3.66m)の寄棟造りの木造木羽葺(こばぶき)平屋建で、北側を除く三方に、下屋で幅三尺の切目縁を巡らせている。また、建物の北東隅は妻入り板扉付きの玄関としている。

室内は8畳2間で、2間の間には欄間の位置に幹(から)竹を通して境としたのみで鴨居や敷居がなく、16畳1間にも見える。これは、茶室では身分の上下なく平等に付き合うという考えによるものと伝えられている。定信の「共楽亭」と題した和歌に「山水の高きひきき(低き)もへだてなく 共に楽しきまどい(円居)すらしも」とあり、領民と共に楽しんだことが偲ばれる。

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