子育てコラム

子育ての孤独感

子育てをしている人の中には子どもと一緒にいるのに、「寂しい」、「世間から切り離されたように感じる」など、いつも孤独を感じてしまう『孤育て』で悩む母親(または父親)は多いと思います。

孤育てとは

親族の協力が得られず、近所との付き合いもなく孤立した中で母親(または父親)が子どもを育てている状態をいいます。母親(または父親)が育児の責任をひとりで背負い込み、子どもの世話に追われてホッとする時間も外出もままならず、孤独な生活を強いられると、母親(または父親)はどんどん追い込まれていくようです。子どもにも悪い影響を与えるほか、虐待につながる一因ともなり得ます。

ここでは、孤育ての改善方法を紹介します。また、孤育てになる前にできることでもありますので、参考にしてください。

 外に出る

小さい子どもを連れての外出は、荷物が多く、子どもがぐずったりして大変と思いがちですが、まずは散歩や近くの公園に行くことから始めてみましょう。外の空気に触れることでリフレッシュできます。子どもにも、外の景色が良い刺激になります。
また、市内には子育て広場(おひさまひろば、たんぽぽサロン等)がありますので、子どもを他の子と遊ばせるためと思って気軽に行ってみてはいかがでしょうか。

インターネットを上手に使う

インターネット検索で、いろんな人と悩みを共有したり、自分の悩みを打ち明けたりしてみるのも、孤独から抜け出す方法のひとつです。また、メールやSNSで友達と情報を交換することで気持ちが前を向くことができます。

たまには、自分のために時間を使う

母親(または父親)は、一人の時間を作るのが後ろめたいと思うようですが、子どもを本当にかわいく思うための投資だと思って、後ろめたさを感じることなく、胸を張って預けましょう。

“たまには、子どもも親から離れたほうがいい”ということもあります。離れることで、親と一緒ではできないことを体験して、社会性が身に付きます。子どもにとっても親から離れて違う体験をする時間が子どもを成長させます。

助けを求める

 黙って待つのではなく、大変なときは「助けて」と声に出すことが大切です。地域には手を差し伸べてくれる人がいると思って、甘え上手になってみてください。そして、お互いに助け合う気持ちを持ちましょう。

子育ては一人で抱えてしまうとツライものになりがちですが、周りの手が多ければ多いほど楽しいものになります。また、母親の気持ちが軽くなると、子どもたちとの関わり方も変わってきます。そして、子育てが苦にならなくなるはずです。

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