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八幡宮下熊野講【やわたみやしたくまのこう】

八幡宮下熊野講

社八幡神社拝殿での直会の様子

指定種別 市指定 重要無形民俗文化財
指定年月日 昭和57年12月22日
所在地 白河市表郷八幡
保護団体 社八幡神社

熊野講とは日本の祖神、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)の男女二神信仰の講である。

熊野講は古くからの伝統をもつ夏越祭(なごしさい)として、地方の人々が五穀豊穣と天災除け・疫病除けを祖神(氏神)に祈願した祭で、夏祭りとしているのがこんにちの姿である。

毎年夏土用の日曜日に行われ、宵の日の午後、青年(男子のみ)の当番が各戸から糯米二升・小豆少々・薪数本を取り集めて神社に運ぶ。次に水、かまど、千本杵(楢の若木)、朴葉(餅を盛る皿とする)を準備して夜は自宅に帰らず神社に参籠する。これを「おこもり」といっている。

次の日の朝は未明に起きて神社近くの社川でみそぎはらいをして餅つきを行う。

まず一臼をつきあげてこれを神前に供え、それから一同朝食をとる。午前十時頃になると区の各世帯主が重箱に料理を詰めて持ち寄り祭典が行われる。祭典の前後に主婦や、子供達が神社に参集し餅をいただいて帰る。

祭典後の直会(なおらい)では、お神酒をいただきながら坪内の諸事について話し合いがなされる。祭典終了後は祈祷済のお札を区の出口に立てて講の神事を終了する。

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