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※市民納涼花火大会(8月上旬)開催時は、城山公園内立入禁止となります。
白河市歴史的風致形成建造物 「今井醤油店建造物群」
指定番号 第4号
指定年月日 平成23年7月21日
今井醤油店は、江戸時代末頃に今井清吉氏によって創業された。江戸時代には、当地において魚屋、乾物屋を営んでおり、文政6年(1823)「天神町絵図」には「肴商売武兵衛」、天保年間(1830~44)絵図には「肴屋清吉」と記されている。醤油製造を営むようになったのは、4代目今井清吉代の江戸時代末期と伝えられ、現当主で8代目を数える。
建造物群は、旧奥州街道に面した漆喰壁の座敷蔵切妻・平入りの伝統的町屋建築の店舗が一体となって特徴的な景観を呈している。座敷蔵は、明治26年(1893)に建築されたもので、店舗・主屋は、魚屋を営んでいた江戸時代の建造物を増・改築し、現況の外観は昭和30年代の改修によるものである。
白河市歴史的風致形成建造物 奈良屋呉服店建造物群
指定番号 第9号
指定年月日 平成23年7月21日
奈良屋呉服店は、明治14年(1881)に阿部家5代金次郎氏によって創業された。呉服店を営む以前の江戸時代には、油・砂糖を商っていたとされる。また、明治中期には、自転車を販売する代理店でもあった。
店舗は、大正2年(1913)に建築されたもので、店舗兼併用住宅の木造瓦葺である。一階には土間と12畳の空間を持つ店舗があり、その奥に当時の住宅となる和室3室がある。二階には座敷が2室あり、床の間、違い棚等が当時のまま残されている。蔵は明治26年(1893)に建築されたもので、黒漆喰の観音開きの扉が通りに面して設けられ、店舗と蔵が一体となって重厚な趣を醸し出している。
アイスキャンデーは、一本一本手作りしたもの。
冬期限定の今川焼き(つぶあん・クリーム)もおすすめです。
白河市歴史的風致形成建造物 旧脇本陣柳屋旅館建造物群
指定番号 第6号
指定年月日 平成23年7月21日
本町は江戸時代の奥州街道白河宿の中心で、本陣・脇本陣をはじめ旅籠が50軒ほど軒を連ねていた。この地は脇本陣柳屋旅館跡地で、奥には当時の旅館の座敷蔵がある。脇本陣を経営した柳下家は、江戸時代の「本町絵図」には「旅籠渡世 柳下丹右衛門」と記され、代々旅籠を経営していた。
表通りから奥には、江戸時代に建築された蔵座敷があり、明治14年(1881)に明治天皇の宿泊所になった等の由緒を持つ蔵である。蔵座敷は3室あり、一番奥の座敷は玉座と呼ばれ、床の間、違い棚、付け書院を兼ね備えた本格的な書院空間となっている。