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猫が庭などに入らないようにするには 猫による被害にお困りの方へ

「猫が庭に入って糞や尿をして困る」、「物置の中で子猫を産んだ」、など、猫に関する相談が市に寄せられることがあります。
しかし、猫には犬のような登録制度や放し飼いを規制する法制度がなく、飼い猫か否かの区別もできないため、市役所を含む公的機関による猫の駆除や捕獲はできません。

敷地内を「猫が好む場所」から「猫が嫌う場所」に変える

猫は自分にとって快適で安全な場所を好みます。猫にとって快適で安全な場所とは、「人の出入りが少なく、番犬のいない静かな場所」、「気持ちよく排便ができる、やわらかい土や砂、芝生等がある場所」、「餌をさがし歩かなくても簡単にもらえる場所」です。
猫が敷地に入ってこないようにする、猫の糞尿等による被害を軽減させるには、上記のような条件に当てはまらない環境を作る必要があります。
ここでは、猫による被害の軽減に効果があると思われる方法の一部を紹介させていただきます。

猫が庭などに入らないようにする方法・対策

構造物(もので防ぐ方法)

 猫の侵入口となる門や塀・壁の上に猫が歩きづらくなる形状の物を置き、物理的に猫が入ってきにくくする方法です。

 

対策・障害物

 使用方法・参考事項等

とげとげシート

ホームセンターや園芸店で販売。猫が飛び越えられないように設置位置を調整する。
塀の上など有効。
ネット 通路及び飛び上がる場所の足元に敷く。

大きな石

物理的に猫が歩けなくなるような位置に石を置く。

砂利

大きめで角のある砂利を敷き詰める。
猫の大きさによっては砂利が小さいほうがいい場合もあるので、
効果がなければ小さめの砂利も試す。

松ぼっくり

猫が歩く場所に敷き詰める。

ホームセンターや園芸店で販売。猫の通り道などに散布する。
足の裏につくと嫌がる。

地面をおおう植物を植える

【日当たりの良い場所に向いている植物】

タイム、ヘリクリサム、ビオラ、オランダイチゴ、
ケンタッキーブルーグラス、ブルーフェスク、リボングラス、レモングラス、ゼラニウム など

【日かげの場所に向いている植物】

アイビー、ツルニチニチソウ、斑入りカキドオシ、ラミウム類 など

コツ1:植物が10から30センチメートル位の高さ(猫の目の高さ)に茂っていると、
猫は茂みの中に入っていかない。

コツ2:茂みの高さができるだけ高く、密であることが望ましい。
やわらかそうな裸の土を見せないこともポイント。

コツ3:軽石等を敷く方法を併用するなどの工夫をすれば、全体を植物で覆う必要がなくなる。
さらにハーブ系・柑橘系の香りがする植物の場合は、猫が嫌う傾向があるため相乗効果が期待できる。

 

※水を入れたペットボトルを置く方法は火災の原因になるので控えましょう。

忌避剤(においで防ぐ方法)

猫が嫌がるにおいや成分によって、猫が近づきにくくする方法です。においがきついもの、色が付いてしまうものもありますので、近隣の方に十分配慮した上で実施してください

 

 対策

 使用方法・参考事項等

市販の忌避剤

ペットショップ、ホームセンター等で販売。効き目は猫による個体差が大きい場合がある。

香りの強いハーブを植える

猫の嫌がる臭いのするハーブ等を植えた鉢植えを置く。
(※ゼラニウム、ユーカリ、ローズマリー、レモングラス等)

食用酢

容器に入れるか、スポンジや布に浸み込ませて通路に置く。
2倍から10倍に水で薄めたものを毎日噴霧する。

木酢液

ホームセンター等で販売。使用法は食用酢と同様。

お米のとぎ汁

とぎ始めの濃いとぎ汁を毎日撒く。

生ニンニク・唐辛子

細かくきざんだものを撒くか、ネットに入れて吊るす。

コーヒー粕、茶殻

コーヒーやお茶を淹れた後の粕を散布する。
(※乾燥したら新しいものに交換)

みかん等の皮

柑橘類の皮を撒く。柑橘系の香りのする薬品でも代用可能。
(※乾燥したら新しいものに交換)

コショウ、カレー粉等の香辛料

そのまま猫の通り道や糞尿があった場所に散布する。
 

その他の対策

 

 対策

 使用方法・参考事項等

 超音波機器  猫が高音域の聴覚に優れている特長を利用し、超音波の発生する機器を設置する。人にはほとんど聞こえないが、猫には大音量で聞こえる。
   

対策のポイント

  • このページに記載した方法は比較的効果があると言われている方法ですが、絶対に効くというものではありません。猫の個体差もあり、あまり反応しない猫もいますので、「反復継続して行う」、「様々な方法を交互に行う」、「複数の方法を組み合わせて行う」などの工夫をするのも効果的です。
  • これらの方法を試される場合は、猫の侵入経路、通路、糞尿をする場所等を調べてから行うことで効果を上げることができると思われます

注意点

虐待にあたるようなことは絶対に行わない

猫は「動物の愛護及び管理に関する法律」により愛護動物と定められています。虐待にあたるようなことはしてはいけません。

また、地域猫のお世話をしている方もいるため、近隣トラブルにならないよう注意し、猫除け対策をする場所は必ずご自身の敷地内で行いましょう。

餌やりの禁止は問題悪化のおそれ

 地域で適正に餌をやり世話を続けている猫に対して、急に餌やりが途絶えた場合、猫は生ごみを漁り、わずかな餌をめぐって猫同士が争うようになり、環境がさらに悪化する可能性があります。

また、人目を避けて猫に餌をやるようになれば、問題がさらに複雑化し、地域の問題解決が困難になってしまいます。

近隣トラブルに発展しないよう、まずは猫が敷地に入ってこないよう自衛策をとることから始めましょう。

福島県動物愛護センター「地域猫活動支援事業」

「地域猫活動」とは、地域住民が主体となり、その地域に暮らす特定の飼い主のいない猫に対し、

  • 不妊去勢手術
  • 時間と場所を決めた餌やり
  • トイレや餌場の清掃、管理

等を計画的に行うことにより、地域の生活環境を保全しつつ、猫の数を減らしていく活動です。

猫の不妊去勢手術等に関し支援を受けることができます。詳しくはこちらの県動物愛護センターのWEBサイトよりご確認ください。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは環境保全課 環境衛生係です。

〒961-8602 福島県白河市八幡小路7-1

電話番号:0248-28-5512 ファックス番号:0248-27-0775

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