検索

まちづくり・市民協働

南湖の池干しが始まります

南湖公園では、冬季に南湖の水を抜き湖底を空気にさらす「池干し」を実施しています。

今年の池干しは、以下の日程で実施いたします。池干し期間中はご不便をおかけしますが、南湖の環境改善にご理解とご協力をお願いいたします。

  • 水抜き開始日:令和8年1月13日(火)
  • 水入れ開始日:令和8年2月27日(金)  ※3月下旬までには再び水が溜まる予定です。

池干しの目的

  • 池干しは、水質悪化やアオコ(※)の発生から南湖を守るために行っています。

(※)アオコとは,植物プランクトンの大量増殖現象のことです。アオコが発生すると、水質悪化や悪臭発生などの問題が生じます。

池干しの効果

 
水を抜くことで湖底の泥を空気に触れさせ、泥に酸素を供給しています。

湖底の泥には、水中の植物プランクトンや生物の死骸などが有機物として含まれています。

水中の酸素が豊富な状況では、有機物は酸素を必要とする微生物により、最終的に二酸化炭素と水に分解されます。

一方、水中の酸素が少ない状況では、酸素を好まない微生物による分解が進みますが、分解の過程で悪臭が発生します。また、湖底の泥からは、アオコの発生を促進する栄養塩(窒素・リン)が溶け出します。

池干しにより空気中の酸素を湖底の泥に送ることで,酸素を必要とする微生物による有機物の分解を促進し,栄養塩の溶け出しを抑制します。また,泥を乾燥させることで,泥中にいるアオコの原因種を減らす効果もあります。これらの作用により,アオコや悪臭の発生から南湖を守っています。

池干しの歴史

南湖では1878年(明治11年)より池干しが行われてきました。当時は2年に一度の池干しで,泥の掻き出しや魚の捕獲なども行っていたそうです。1963年(昭和39年)の浚渫から池干しは一時中止されました。

現在実施されている池干しは、南湖の水質が悪化し悪臭が発生していた状況を改善するために2003年(平成15年)に再開し、以後、(何度か中断はあったものの)毎年実施されているものです。

南湖の水質は悪かった頃と比較すると改善されてはおりますが、現在の水質を保っていくためには、池干しを続けていく必要があります。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは都市計画課 南湖係です。

本庁舎2階 〒961-8602 福島県白河市八幡小路7-1

電話番号:0248-28-5534 ファックス番号:0248-24-2844

メールでのお問い合わせはこちら
スマートフォン用ページで見る