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市民会館跡地における複合施設の整備に関するQ&A(令和7年6月時点)

質問

整備計画などについて
1.なぜ市民会館跡地に複合施設を整備するのですか。
2.なぜ今、複合施設を整備する必要があるのですか。
3.複合施設には、どのようなメリットがあるのですか。
4.複合施設の役割は何ですか。
5.具体的にどのような機能が導入されますか。
6.具体的にどのような施設づくりを目指しているのですか。
7.中央公民館が複合施設に移転するのですか。
8.既存の中央公民館や中央保健センターは今後どうなりますか。
9.複合施設は、災害時の拠点施設となるでしょうか。

施設の規模などについて
10.複合施設の規模はどのくらいですか。
11.隣接する本庁舎とは、どのように繋がるのでしょうか。
12.駐車場の規模はどのくらいですか。

建設費や財源などについて
13.複合施設の整備費用はどれくらいかかりますか。
14.なぜ当初計画時より事業費が増加したのですか。
15.整備費用の財源はどのようにまかなうのですか。
16.ランニングコストはどれくらいかかるのですか。

今後のスケジュールなどについて
17.今後のスケジュールや完成時期はいつ頃ですか。
18.施設の愛称はどのようなものですか。

回答

整備計画などについて

1.なぜ市民会館跡地に複合施設を整備するのですか。

市民会館跡地は、中心市街地に位置する大変恵まれた立地です。この貴重な土地について、市では平成27年3月の議会で「広く市民の皆さんの意見を伺いながら、具体的な利用方針を定めてまいりたい」と表明し、利活用の方針が定まるまでは、暫定的に駐車場として利用することとしてきました。
その後、この土地の多様な可能性を模索した結果、令和元年8月に広く「健康」をテーマとして、市民サービスの利便性を高めることのできる複合型施設の整備を目指すとの方向性を定めた「市民会館跡地利活用基本方針」を策定しました。

2.なぜ今、複合施設を整備する必要があるのですか。

地方を取り巻く環境は、人口減少・少子高齢化や、それに伴う活力衰退などに歯止めがかからず、なお一層深刻化しています。これらの諸課題に対応し、魅力ある住みやすいまちづくりを実現するためには、まちづくりの主役である市民一人ひとりが「健康」で、様々な活動を展開し、まちの活力を高めていくことが求められています。
そのため、日々の充実した暮らしに欠かせない安定した仕事を持つことや、安心して子どもを生み育てられること、生きがいを持ちながら心身ともに健康に過ごせることなどが大事であり、行政が、円滑な市民生活を後押しする必要があります。また、コロナ禍での「新しい生活様式」の普及により若者を中心に地方移住への機運が高まっていることや、ウイルスから身を守る免疫機能を高めるため健康管理への関心がより一層高まっています。
また、以前から強い要望があった生涯学習の場の整備については、長年の課題です。こうした状況の下、今が正に時代の大きな転換点であることから、この土地を有効に活用し未来を見据えて、白河市が持続的に発展していくために必要な機能を有する複合施設を整備するものです。

3.複合施設には、どのようなメリットがあるのですか。

施設の複合化には、主に次のようなメリットがあります。

  • 効果的・効率的な施設管理
    中央保健センターや中央公民館など、市内に分散されていた公共施設を複合化することによって、管理スペースや共用スペースなどを集約化できるとともに、維持管理も一元化できるため、単体で別々に施設をつくるよりも、維持管理費や建設費を抑えることができます。また、複合施設は単一目的の施設とは異なり、様々な機能やサービスが一つの場所に集約されているため、時間帯や曜日、そして利用者のニーズに合わせて、空間を最大限に活用できます。結果として施設の空き時間を少なくし、より効率的な運用が可能になります。
  • 複合化による相乗効果の最大化
    生きがいづくり機能や子育て支援機能など、異なる機能が隣接し、互いに補完しあうことで、相乗効果が発揮され、新たな事業の展開や新たな交流が生まれることが期待されます。これは、単独施設では得られない複合施設ならではの大きな利点です。

4.複合施設の役割は何ですか。

複合施設は、「みんなの笑顔がつながるほっとスペース~みらいの暮らしをつくり、豊かに住み続けられる『まち』の拠点~」をコンセプトに整備します。
具体的には、中央公民館機能を含む生涯学習、子育て支援、健康づくり、市民交流といった多様な機能が集約されます。これにより、子どもから高齢者まで幅広い世代の市民が自然に集い、交流し、活動できる場を提供します。
この施設が人と人をつなぐ重要な「ハブ」となり、新たな交流やコミュニティ活動が生まれることで、市街地中心部だけでなく、白河市全体の活気と発展につながることを目指しています。

5.具体的にどのような機能が導入されますか。

  • 生きがいづくり機能
    中央公民館の機能を含んだ生涯学習活動の拠点として、文化活動やボランティア活動、グループの会合等、様々な教室や講座の受講など、幅広い世代の市民活動がより活性化するための魅力的な空間を整備する「(仮称)生涯学習センター」とする計画です。
  • 健康増進機能
    市民の健康を支える拠点として、健康づくり、母子保健、食育等、すべてのライフステージに合わせた健康支援を実施する「保健センター」を配置する計画です。
  • 子育て支援機能
    ワンストップの子育て支援の拠点として、妊娠・出産・子育て、保育園、学童保育等に関する必要な情報の提供や相談支援など、妊娠期から子育て期にわたり切れ目のない支援を提供する「白河っ子応援センター」、また、(仮称)子育て支援センターでは、子育て広場、一時預かりなどを行うとともに、屋内遊び場にはネット遊具などを配置予定です。さらに、会員同士が相互に子育てを支え合う事業を行う「ファミリーサポートセンター」も配置する計画です。
  • 交流機能
    幅広い年代が自由に利用でき、自然と賑わいや交流が生まれるような空間として、市民交流スペース等を整備する計画です。
  • 官民連携機能
    子育て中の女性をメインとした不安解消・仲間づくり・就労支援や施設利用者等の託児サービスなど、民間事業者との連携・協力によるサービス・施設を導入する計画です。

〇施設機能の配置イメージ
がぞう

6.具体的にどのような施設づくりを目指しているのですか。

市が目指す複合施設は、「人と人を繋ぎ、新たな交流や活動のきっかけが生まれる場」です。複合施設のメリットを最大限に活かし、これまでの公共施設にはなかった多様な人々が自然と集い、つながり、笑顔になれるような空間づくりを進めていきます。

  • 機能の融合と連携
    生涯学習、健康増進、子育て支援など、様々な目的を持った人々が訪れる複合施設では、各機能が互いに連携し、補完しあうことで、これまでの単独施設では実現できなかった講座やイベントを提供します。これにより、目的を超えた人と情報が活発に交流する施設を目指します。
  • 市民の主体的な活動の支援
    専門のサポートスタッフを配置し、市民の皆さんの「やってみたい」という気持ちをサポートします。興味のある講座の案内はもちろん、イベントの企画・運営に関するアドバイスなどを通して、市民が主役となる魅力的な活動や交流が生まれるよう支援します。
  • 居心地の良い空間づくり
    誰もが気軽に立ち寄れるよう、屋内には吹き抜けスペースにカフェやラウンジを、屋外には椅子やテーブルを設置するなど、開放的で居心地の良い空間を整備します。目的なくふらっと訪れたくなるような、リラックスできる場所を提供します。
  • 活動が見えるオープンな空間
    従来の公共施設では、団体やサークルの活動が個室で行われ、外部から見えづらく、他の利用者の関心を惹きにくいという課題がありました。複合施設では、活動を行う諸室の仕切りをガラス張りにするなど、様々な活動を「見える化」することで、来館者が自然と興味を持ち、新たな発見が生まれる環境を整えます。また、講演会やワークショップなどをオープンな空間で開催し、気軽に見て、興味があればすぐに参加できるような取り組みを行っていきます。

7.中央公民館が複合施設に移転するのですか。

市の公共施設を総合的に管理する計画では、中央公民館は、「今後も維持すべき施設であるが、老朽化が著しく、用地も借地となっていることから、既存施設の利活用や公民館機能を含む複合施設の新設を含め、様々な視点から検討する」との方針を定めています。これに基づき、複合施設の(仮称)生涯学習センターについては、「中央公民館」の機能を含めて整備することとしました。

8.既存の中央公民館や中央保健センターは今後どうなりますか。

市の公共施設を総合的に管理する計画では、市全体の公共施設に係る維持管理経費を抑える必要があることから、重複する機能は基本的に置かないという方針としています。この方針のもと、以下のとおり検討します。

  • 中央公民館
    昭和42年3月竣工、築50年以上の老朽化と借地という状況を考慮し、建物の状況を踏まえて安全性に配慮し、利活用を検討します。
  • 中央保健センター
    平成元年4月開設、築30年で建物の再利用可能性が高いため、建物を含めて保健福祉施設としての利活用を検討します。

9.複合施設は、災害時の拠点施設となるでしょうか。

複合施設は、調理実習室は炊出し、各諸室は住民の避難で利用するなど、災害時の避難場所とすることを想定しています。災害応急対策の指揮・命令を行う災害対策本部の設置場所については、市役所本庁舎とする計画です。

施設の規模などについて

10.複合施設の規模はどのくらいですか。

複合施設は、地上3階、延床面積約5,912.19m2で計画しています。

11.隣接する本庁舎とは、どのように繋がるのでしょうか。

市民にとって行政サービスが受けやすくなるよう、本庁舎と複合施設を連絡通路で結ぶ予定です。そのため、市役所庁舎と市民会館跡地の間にある市道を廃止し、一体的な敷地とすることで土地を有効に活用します。具体的には、複合施設の2階部分の連絡デッキにより、市役所本庁舎1階 と、立体駐車場の3階と、それぞれ接続させる計画としています。
また、複合施設に西側(本庁舎側)に「行政サービスエリア」を配置することによって、複合施設と本庁舎との連携により、行政機能を最大限発揮することで、さらなる市民サービス向上に努めます。

12.駐車場の規模はどのくらいですか。

駐車場の整備にあたっては、市庁舎を含めた整備エリア全体の駐車場台数を確保する必要があり、敷地全体の必要駐車台数は、複合施設に整備する機能の新規需要を含めて試算した結果、約300台と想定しています。
複合施設側の駐車場整備に加えて、市役所裏側に立体駐車場を整備すること、市役所正面駐車場を再整備することで、市庁舎駐車場のスペースを有効に活用して、敷地全体で十分な駐車台数を確保する計画となっています。

建設費や財源などについて

13.複合施設の整備費用はどれくらいかかりますか。

概算事業費を約73億円と見込んでおります。その内訳は、(1)立体駐車場、(2)施設本体建設、(3)電気設備、(4)暖冷房衛生設備、(5)土木工事(敷地造成、北側駐車場)の5件の工事費と工事に係る監理業務の委託料となっています。
整備費用

14.なぜ当初計画時より事業費が増加したのですか。

全国的な傾向として、原材料および製造・輸送コスト増による資材価格の高騰や人手不足に伴う人件費の上昇により事業費の増加につながっていると考えています。

15.整備費用の財源はどのようにまかなうのですか。

建設費等の事業費については、有利な財政措置が受けられる「合併特例債」や国の「都市構造再編集中支援事業費補助金」、交付税措置のある「公共事業等債」、計画的に積み立ててきた「公共施設等整備基金」等を有効に活用する計画であり、財源の確保に見通しが立っています。

〇財源の内訳
財源グラフ

16.ランニングコストはどれくらいかかるのですか。

具体的なランニングコストは、今後、算出していく予定ですが、コスト縮減が図られるよう、経済性や環境に配慮した効率的な省エネルギー設備を導入し、建物エネルギー消費量を50%以上削減するネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の実現を目指します。
なお、既存の公共施設の集約化を図り、機能を複合化するスケールメリットを最大限発揮することで、市公共施設全体でのランニングコストの縮減に努めます。

今後のスケジュールなどについて

17.今後のスケジュールや完成時期はいつ頃ですか。

現在、令和7年10月の完成を目指し、市役所裏側へ立体駐車場の建設工事を進めています。この立体駐車場の完成後に、市民会館跡地への複合施設本体の建設工事に着手する計画で、令和9年4月の完成を予定しています。
なお、今後の進捗状況や社会経済情勢等により変更が生じる場合があります。

〇供用開始までのスケジュール

スケジュール2

18.施設の愛称はどのようなものですか。

複合施設が多くの方に愛され親しまれる施設となるよう、愛称を令和6年11月1日から12月6日にかけて広く募集し、全国から1,685件の応募がありました。
選考については、市民代表、有識者、市職員で構成する選考委員会において、令和6年12月25日及び令和7年1月22日に会議を開催し、「わかりやすく親しみやすいもの」、「呼びやすく、覚えやすいもの」、「施設のコンセプト、機能・特徴をイメージできるもの」などの基準により最終候補4作品を選びました。この4作品について、地域社会の将来を担う市内の中学生、高校生による投票を行いました。
この結果、得票数1,121票(45.8%)で1位となった「しらふる(Shirafull)」が愛称に決定しました。今後は、この愛称をもとにロゴマーク等を制作し、施設サインやパンフレット等に活用していく予定です。

 

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問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは地域拠点整備室です。

本庁舎3階 〒961-8602 福島県白河市八幡小路7-1

電話番号:0248-28-5520 ファックス番号:0248-27-2577

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