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木造柿本人麻呂像(伝)頓阿作【もくぞうかきのもとのひとまろぞう(でん)とんあさく】

木造柿本人麻呂像(伝)頓阿作

指定種別 市指定 重要文化財(彫刻)
指定年月日 昭和63年2月8日
所在地 白河市中田(白河市歴史民俗資料館保管)
所有者 鹿嶋神社
大きさ 像高25.4cm

浄弁(じょうべん)・兼好(けんこう)・慶運(けいうん)とともに二条為世門の和歌四天王と称された頓阿(とんあ)法師(1289~1371)が、鎌倉末期に、和歌三神の一つとして崇められている摂津一の宮住吉大社に、百体あるいは三百体の柿本人麻呂像を彫り奉納したと伝えられている。それらの像は、杉の白木で長さ5寸5分といわれ、その特徴はすべて頭部を差込式として首が抜けるものであるが、現在は京都知恩院蔵ほか全国で数体しか確認されていない。本像はその内の一体と伝えられるもので、文明13年(1481)に白川直朝・政朝父子が鹿嶋神社の神前で一日一万句の連歌の会を催した際に、万葉集の筆頭歌人である柿本人麻呂の影像を祀ったものとされる。

本像は、知恩院と同一のもので、衣冠を着けて、左の肘を脇息にかけ、右腕は立てた右足の膝上にのせ、詠吟しているさまをあらわす。杉の一材で彫出する一木造りで頭部は首枘(ほぞ)まで彫出し、枘挿しとし、首が抜けるものである。

松平定信編『集古十種』(古画肖像三の部)には、「柿本人麿像陸奥國白川鹿嶋社蔵」として、本像が収載されている。

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