白河城御櫓絵図【しらかわじょうおやぐらえず】
三重櫓建絵図
桜之門建絵図
詳細画像がこちらでご覧になれます(しらかわデジタルミュージアム)
指定種別 | 県指定 重要文化財(歴史資料) |
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認定年月日 | 平成16年3月23日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館保管) |
所有者 | 白河市 |
大きさ |
上巻 最大幅44.8cm、長さ12.5m |
白河城御櫓絵図は、二巻の巻物から成立し、城内の櫓・門・用屋敷などの建築物をほぼ網羅した絵図である。両巻には松平定信の家臣であり藩校立教館教授などを務めた南合義之による文化5年(1808)12月の奥書があり、これによれば川越藩主松平直恒所伝絵図(元禄5年~寛保2年までの白河藩主結城松平家)しか小峰城の建物の絵図がなかったことから、鈴木正祝・杉村長義の二名に図面を引かせたものである。
上巻には、大手門から本丸の三重櫓に至る15の櫓・門の図が記載される。1間を6尺とした平面配置図と1/30あるいは1/40に縮尺した建絵図が一組で描かれている。下巻には横町門や道場門などの脇門から本丸に至るまでの平門・櫓・蔵など22の図が記載される。
配置図は枡形門の土橋や石垣の間数、狭間・番所・門などの配置と平面図が記載される。建絵図は、正面・側面の立体図を一つにしさらに矩計図としたものであり、柱材の材質や寸法、屋根構造などの断面が描かれ、注記も詳細である。
この絵図は、櫓や門が破損した際に修築等に利用するため作成されたものと考えられ、当時の櫓や門などを詳細に知ることのできる貴重な資料である。
この絵図と発掘調査の成果をもとに平成3年(1991)に三重櫓、同6年に前御門が木造で忠実に復元されている。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2024年7月9日
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