両界曼荼羅【りょうかいまんだら】

両界曼陀羅(胎蔵界)

両界曼荼羅(胎蔵界)

両界曼陀羅(金剛界)

両界曼荼羅(金剛界)

指定種別 市指定 重要文化財(絵画)
指定年月日 昭和51年12月10日
所在地 白河市年貢町
所有者 龍蔵寺
技法・大きさ 絹本著色、縦293.0cm、横211.5cm(描表装含む)

本曼荼羅は、明治初年に廃寺となった桜町西蓮寺の旧蔵品である。最近改装されているが、改装前の裏書には、「享保四龍次己亥歳孟冬吉辰 西蓮第二住持苾芻範恵求請之」とあり、享保4年(1719)に西蓮寺の所蔵となったことが分かり、制作年もその頃と考えられ、神田宗貞筆と伝えられる。

両界曼荼羅は、大日如来を中心とする密教の教義を表したもので、「大日経」に基づく胎蔵界、「金剛頂経」に依る金剛界の両幅で一対をなすものである。

本曼荼羅は、胎蔵界が十二院から構成される通常の形式であるのに対し、ふつう九会で構成される金剛界は、成身会だけを取り出した一会のみで描かれるきわめて特色ある形式をとっている。保存状態は良好で、描表装を含めて3mに近い大幅である。

西蓮寺は、『白河風土記(1805年)』によれば、もとは永仁元年(1293)に東寺の願行上人により開かれたと伝えられるが、宝永6年(1709)の再興後は、江戸湯島霊雲寺を本寺とする真言律宗の寺院であった。

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