奥州白河城下全図【おうしゅうしらかわじょうかぜんず】
指定種別 | 市指定 重要文化財(歴史資料) |
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指定年月日 | 平成元年8月10日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館保管) |
所有者 | 白河市 |
大きさ | 縦179.0cm 横227.0cm |
白河城主が松平定信であった文化5年(1808)に作成された城郭町割絵図である。現存する白河城(小峰城)絵図としては、正保城絵図の「奥州白河城絵図」に次ぐ精巧なものであり、丹羽長重の築城から約175年後の絵図である。
本絵図は、1間を6尺とし、これを5厘の割合つまり1/1,200の縮尺で作成されている。本丸中心部を基準点として、東西・南北方向に朱線の直線を引き、これを基準として城郭の縄張りと町割が描かれる。櫓や城門が姿図で表現されるとともに、家中の侍屋敷に居住する家臣名を記し、堀幅なども注記される。町屋部分は桃色に彩色され、町名とともに水路・木戸・番所なども描かれている。江戸時代における城下町白河の構造を知ることのできる絵図である。
なお、本絵図は、「白河城御櫓絵図」とともに伝来し、絵図袋には「文化五辰年 白河御城下絵図」と墨書されている。
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