中臣祓(榊原忠次奉納)【なかとみのはらえ(さかきばらただつぐほうのう)】
巻頭
巻末
指定種別 | 市指定 重要文化財(書跡) |
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指定年月日 | 平成8年3月29日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館寄託) |
所有者 | 鹿嶋神社 |
大きさ | 縦32.0cm 横257.0cm |
丹羽氏に替わって白河藩主となった榊原忠次が白河城下の総鎮守鹿嶋神社に奉納した忠次自筆の中臣祓である。
奥書に正保3年(1646)5月26日の年紀を持ち、書写・奉納の由来が記されている。料紙には、斐紙(ひし)が用いられ、界線は金泥で引かれ、界線の上下には金銀の箔が散らされている。中臣祓の書写部分は1行14文字詰で、63行にわたる。巻子首部分の表具は当時の裂(きれ)が残っているが、現状では剥離している。
中臣祓は大祓とも云われ、古来より中臣氏が祭事を担当し、大祓の詞を読む習わしとなっていたのでそう呼ばれた。
この中臣祓一巻は、榊原忠次自筆の書跡として白河市に残る唯一現存する資料である。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2016年1月18日
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