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奥州白河歌念仏踊【おうしゅうしらかわうたねんぶつおどり】

安珍歌念仏踊

根田の歌念仏踊り(安珍歌念仏踊)

大和田の歌念仏踊 (七福神)

大和田の歌念仏踊(七福神)

指定種別 県指定 重要無形民俗文化財
指定年月日 平成5年3月23日
所在地 白河市天神町(成田山円養寺)
保護団体 奥州白河歌念仏踊振興会

いつの頃から行われているか明らかではないが、白河市付近の村々に、盛大な歌念仏踊が伝承されている。口碑では、流布するに至ったのは、江戸時代の中頃からという。根田組、久田野組、釜の子組、柏野組、羽太組等がそれぞれの集落にある念仏踊りには、村内安全と五穀豊じょうを祈ることに始まったと言われるが、長い間に舞踊化し、交情和親の娯楽ともなって各村に定着した。

昭和27年に「奥州白河念仏踊振興会」が結成され、最盛時には90数部落が参加し、会員は2,000人を超えたという。

演目は、読切り物や段物など28種があり、それぞれにオヤ(親)、シへン(主編または4返)、ナガシ(長噺)があって、旋律と速度が3様に変化する。

オヤは大夫(たゆう)ともいい、主役となって演者をリードする。親の歌をうけて皆がナンマイダブツと唱和(うけ音頭という)した後、シへン、ナガシの順にそれぞれの節と速度で、念仏鉦(かね)と太鼓に合わせてリズミカルに歌って行く。

踊り手は、歌に合わせて扇やてぬぐいを持って踊るが、ナガシは速いので手振りだけになる。歌うほどに、踊るほどに熱が入って、踊躍(ようやく)歓喜の三味(さんまい)境に我を忘れるという。なお、根田においては「道成寺物語」の安珍僧が、市内萱根の生れと伝えられ、これにちなんだ歌詞や踊りがあるので安珍念仏踊りとして有名である。旧暦2月27日の「安珍忌」には歌と踊りで供養する。(現在は毎年3月27日に行われている)

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