借宿廃寺跡出土品【かりやどはいじあとしゅつどひん】 (附)借宿廃寺跡出土品拓本等
複弁六葉蓮華文軒丸瓦
瓦拓本
指 定 種 別 | 県指定 重要文化財(考古資料) |
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指定年月日 | 平成7年3月31日 |
所在地 | 白河市中田(白河市歴史民俗資料館保管) |
所有者 | 白河市 |
借宿廃寺跡において、故岩越二郎氏が大正末年以来再三に渡り採集した瓦である。採集された瓦には、借宿廃寺の創建期の瓦と考えられる複弁六葉蓮華文軒丸瓦、ろくろ挽き重弧文軒平瓦をはじめ、重弁八葉蓮華文軒丸瓦、手書き重弧文軒平瓦、丸瓦、平瓦、文字刻印瓦などがある。
これらは白河郡衙とされる関和久遺跡や郡衙関連遺跡とされる関和久上町遺跡、陸奥国府の多賀城跡の奈良時代の瓦と共通する特徴を有するものである。
白河地方の奈良時代の貴重な仏教文化の遺物であるとともに、白河郡衙との関連を物語る資料でもある。
また、借宿廃寺跡出土品拓本等は、岩越氏の採集品ばかりでなく、塼仏(せんぶつ)や地元住民収集の瓦についても採拓したもので、出土地点や来歴が克明に記されており、借宿廃寺跡の研究には欠かせない基礎資料である。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2016年2月23日
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