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白川義親証状【しらかわよしちかしょうじょう】(附)中村常基袖判証状 高田家由緒書上 

白河義親証状

指定種別 市指定 重要文化財(古文書)
指定年月日 平成6年3月7日
所在地 白河市中田(白河市歴史民俗資料館保管)
所有者 個人
大きさ 縦29.6cm 横40.8cm

本文書は、白川結城氏最後の当主である義親が、天正17年(1589)10月吉日に高田主計助(たかだかずえのすけ)に宛てた証状である。現状では、附の2通の文書とともに1幅3段に表具されている。

内容は、当時常陸を本拠とする佐竹氏の領地となっていた南郷(現東白川郡の南半分)を回復した後、そこに所在する高田氏の本領である雨谷(現塙町大字常世中野)などの領有を約束したものである。伊達政宗が同年6月に会津葦名氏を滅ぼした後、白川氏も伊達氏に服属しており、この文書は伊達氏の勢力を背景として白川氏が南郷の奪取を企図したことを裏付けるものである。しかし、翌天正18年に豊臣秀吉による小田原攻めが開始されると伊達氏の南郷出兵は中止され、同年義親は改易となった。

本白川義親証状には、楮紙(ちょし)の料紙が使用され、日下には義親の花押(法量縦・横5×10cm)とともに外径3.5cmの二重黒印(印文「威通」か)が捺される重判文書である。義親の発給文書は42通程知られているが、このような重判形式の文書は本証状を含めて8通が確認されている。これらはほとんど証状に使用され、記載内容を確かに保証するという義親の強い意志の表れと解釈できる。

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