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十六善神の図(谷文晁筆)【じゅうろくぜんじんのず】

十六善神の図(谷文晁筆)

指定種別 市指定 重要文化財(絵画)
指定年月日 昭和38年3月9日
所在地 白河市年貢町
所有者 龍蔵寺
技法・大きさ 絹本著色 縦99.8cm、横53.5cm

本図の裏書には、「此十六善神之画像以少将君之仰谷文晁自画之為浮徴識之畢 文化三季丙寅十二月十六日己丑 後藤伴介正盛奉」とあり、少将すなわち白河藩主松平定信の命により谷文晁が描いたものと伝える。

十六善神画像は、大般若経とその信奉者を守護するため、大般若経転読時の本尊として奉懸され、釈迦如来を中尊とし、十六善神をめぐらすのが一般的形式である。

本図は、釈迦を中心とする形式は通例どおりであるが、二尊(文殊・普賢菩薩)、常啼(じょうてい)・法涌(ほうよう)菩薩・玄奘三蔵、深沙大将(じんじゃだいしょう)は描かれず、釈迦如来と十六善神のみから成るという構成をとり、鎌倉時代以降の作例のなかでは特徴的であるといえる。これは、通常の図様に比べると繁雑さがなく、個々の尊像の量感や全体の統一感を際だたせるといった画面効果を出し、古画に対して格別の研究と執着を持っていた定信と文晁であればこそ表せた画像であるといえる。

本図の向かって左、上から4体目の善神の執る戟(ほこ)の柄(え)の上方に「文化三年六月 文晁謹画」(1806年6月)の款記がある。本図が、謹厳な礼拝像として描かれたため、画中で目立たぬよう配慮されたものである。

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