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銅造地蔵菩薩坐像【どうぞうじぞうぼさつざぞう】

銅造地蔵菩薩坐像

指定種別 市指定 重要文化財(彫刻)
指定年月日 令和7年3月19日
所在地 白河市愛宕町
所有者 個人
大きさ 像高131.2cm

正徳2年(1712)に江戸城下の鋳物師河合兵部卿藤原周徳らによりつくられた銅造の地蔵菩薩坐像である。

台座に彫られた銘文には、願主である西光寺の住僧をはじめ、多くの人が名を連ねており、白河だけでなく江戸の人も含まれている。亡者の追善供養や信徒の極楽往生を祈願して、多くの人々の寄進によって造られたと考えられる。

市内では江戸時代に遡る銅造の仏像としてはもっとも規模が大きく、また銘文から造立の年代や関係者などが明確であり、当時の白河の信仰を示す貴重な歴史資料といえる。また、彫刻としてみても、顕著な形式化が見られず、顔貌や衣文表現を含め、全体を破綻なくまとめあげており、制作者の確かな技量が認められる。江戸時代中期の基準的な中央の作例が白河に伝わった貴重な事例といえる。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは文化財課 文化財保護係です。

〒961-8602 福島県白河市八幡小路7-1

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