旧最勝寺観音堂【きゅうさいしょうじかんのんどう】(附)棟札、石造露盤、巡礼札及び六十六部廻国聖納札
 
| 指定種別 | 
 市指定 重要文化財(建造物)  | 
| 指定年月日 | 平成29年3月24日 | 
| 所在地 | 白河市大鹿島 | 
| 所有者・管理者 | 
 龍蔵寺・鹿嶋神社  | 
| 大きさ | 
 梁間6.97m 桁行7.27m 高9.84m  | 
 鹿嶋神社の別当を務めた鹿王山最勝寺の観音堂である。 最勝寺は明治6年に廃寺となったが、観音堂は存続し、神社境内の東隅に建っている。本尊は銅造十一面観音立像(市指定文化財、小峰城歴史館保管)で、室町時代には仙道三十三箇所観音めぐりの札所として知られていたと考えられる。
 棟札から正徳元年(1711)の建立で、下野国大田原の大工が手がけたことなどが判明する。
 白河市内で時代が判明する建築物としては最古級のものであり、県内でも18世紀前期にさかのぼる観音堂建築の事例は多くない。白河の信仰を物語る貴重な歴史遺産である。
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メールでのお問い合わせはこちら- 2019年4月1日
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