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絹本著色達磨図【けんぽんちゃくしょくだるまず】

絹本著色達磨図

指定種別 市指定 重要文化財(絵画)
指定年月日 令和7年3月19日
所在地 白河市中田
所有者 白河市
技法・大きさ 絹本著色    軸装    本紙縦95.0センチメートル 横67.0センチメートル

 

定信が家督を継いで初めて白河に入国した天明4年(1784)の冬に小峰城内で描いたもので、白河城下桜町の西蓮寺(現在は廃寺)に所蔵されていた達磨図を元にしながらも、写実的な技法を加え、独自の作品に仕上げていると考えられる。
定信自筆の絵画は現存数が少なく、特に本資料のような大画面かつ彩色の作品は、国内でも数点しか確認されていない。また、定信は後年、谷文晁に洋風画の技法を用いた『公余探勝図(こうよたんしょうず)』を描かせたり、古文化財図録『集古十種(しゅうこじっしゅ)』の編纂など絵画を活用した文化事業を多く手掛けた。本図はそうした定信の絵画に対する知識や関心の高さをうかがえる資料であり、白河の歴史資料としてはもちろん、江戸時代の絵画史資料としても価値が認められる。

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