ツキノワグマ出没警報発令中!
今年の秋はクマに注意!!
福島県では、中通り・会津地域 に「ツキノワグマ出没警報」を発令しています。今年はクマの目撃件数が過去最多となっていますが、さらにこの秋はブナ等の堅果類が不作であり、冬眠前のクマが餌を求めて人里近くまで出没する可能性が高いことから会津、中通り地域に「ツキノワグマ出没警報」を発令しました。登山やキノコ採り、山や河川敷での作業などクマとの遭遇リスクが高まる時期のため、クマが出没している地域では複数人で行動する、必ずクマ鈴を携帯するなどクマに出会わないよう十分注意してください。
発令期間
令和7年9月11日(木曜日)から令和7年12月15日(月曜日)まで
- 特に、入山の際や朝夕の農作業・散歩の際は、十分に注意するようお願いいたします。
福島県【令和7年度】クマによる人身事故発生速報
今年度、クマの目撃や人身事故の発生ペースが過去最多だった令和5年度を上回り、近年例を見ないほどリスクが高まっています。事故事例を参考に一人でも一件でも事故を防げるよう事故速報を公開します。以下をご参照ください。
- 福島県令和7年度クマによる人身事故発生速報 [PDF形式/106.09KB]
クマに出会わないために
目撃情報の確認
クマに出会わないためには、クマがどこにいるのかを知ることが大切です。
目撃情報の確認については、福島県警のPOLICEアプリふくしまや、福島県県南地方振興局ホームページをご活用ください。
生ごみや未収穫果樹等の除去
クマは餌に対する執着が非常に強いため、一度人間の食べ物の味を覚えてしまうと、クマが頻繁に人里へ出没してしまう原因となってしまいます。
そのため、屋外にクマの餌となる生ごみ、野菜、未収穫の果樹を放置しないように気を付けましょう。
また、畜舎や小屋に侵入し、餌を食べることもあるため、侵入されないよう対策しましょう。
クマ鈴やラジオ等の携帯
クマの生息している場所では、常にクマ鈴やラジオなどの音のするものを身につけ、クマに自分の存在を知らせましょう。
また、複数人で会話をしながら行動することも有効です。
以上のように、「クマに出会わない対策」「クマを寄せつけない対策」を十分に取り、地域ぐるみで被害を防止しましょう。
また、関連ファイルについても併せてご確認ください。
人身事故を1人でも1件でも減らすためにできること 10箇条!!
今年度はクマの目撃件数が過去最多となっております。一人一人が普段の生活から気をつけることで、人身事故の発生を減らすことができます。普段から気をつけるべきことについて以下のとおり10箇条にまとめました。
- とくに日の出前、日没後には徒歩による外出を控えましょう。また日中でも鈴など音の出るものを携行してください。山間地では隣の家に行く際にも注意が必要です。
- 子供たちの通学路、お年寄りの散歩コースの安全を今一度確認してください。また、校庭の周囲や自転車置き場が雑木などに囲まれている場合はクマが潜んでいる可能性が高くなります。下刈りや不要な枝を切り落とすなど見通しが利くようにしてください。
- 河川敷がクマの移動ルートや潜み場所になっています。ヤブなどで見通せない河川敷には昼夜を問わず絶対に近づかないでください。また、河川敷につながる林やヤブも里地出没のルートになっています。河川との位置関係を考え、隣接する農地などの出入りの際にも十分注意してください。
- 犬の散歩時に人身事故が発生しています。ヤブや林などで見通しの利かない場所を通るルートは極力避けてください。またヤブに覆われた小川などに架かっている橋の上も危険なことがあります。これからは涼しいので、なるべく人通りや車通りの多い時間帯に変更してください。そしてペットも大切な家族の一員です。鎖に繋いで飼っている場合は、クマだけではなくイノシシが襲う事故も発生しています。夜はなるべく屋内で飼養するか、リスクが高い場合は電気柵などで囲うようにしましょう。また食べ残しのエサは必ず処分してください。ドングリはクマだけではなく、イノシシにとっても重要なエサになっています。今秋は、不作~凶作の地域が多いので、クマだけではなくイノシシにも注意してください。
- 住宅や敷地内で物音がしても、不用意に外に出たり、窓を開けて確認したりしないようにしてください。
また、敷地内に足跡や立木についた爪痕、草を分けたような跡、糞などの痕跡がないか定期的に確認してください。駐車場での事故も発生しています。車に近づく前に、周辺に潜んでいないか注意するとともに、パンパンと手を叩いてクマに存在を知らせるなどしてください。 - 人気のない畑や果樹園などの見回りの際には車両を使いましょう。降りる前に周辺の気配に注意し、必要なら花火などで追い払ってから近づいてください。夜間の見回りは止めましょう。キャビンのないトラクターでの事故も発生しています。
- 今秋のクマはとにかく腹を空かせています。とくにカキやクリなどの未利用果樹木、ソバ畑、トウモロコシ畑などの野菜残渣、畜舎の配合飼料、鶏小屋、倉庫内の米ぬかや穀類、ペンキやグリース類などに誘引されます。またガラス窓を割って室内に侵入する事故も発生しています。カーテンを引いたり、夜間は雨戸などを使ってください。空き家などに潜んでチャンスを伺っているいることもあります。戸締りに注意してください。
- 今秋のキノコ刈りはリスクが非常に高く、たとえ鈴などを携行していても命がけになります。注意してください。
- 林道の補修や架線の点検などの山地作業時、河川敷の刈り払いや環境調査時にも事故が発生しています。今秋は複数で行動していても事故に遭う可能性が高いと考えられます。最寄りの役場や警察署で周辺の出没状況を確認し、花火を使っての追い払い、クマスプレーの携行、またリスクが高いと判断されたら中止するようお願いします。
- 登山やサイクリング、キャンプなどの野外活動、山間部の名所旧跡での観光、緑の多い公園での散策もリスクが高いと考えられます。最寄りの役場や警察署で周辺の出没状況を確認し、やはりリスクが高いと判断されたら中止するよう願います。
関連ファイルダウンロード
- 福島県令和7年度クマによる人身事故発生速報PDF形式/106.09KB
- ツキノワグマ出没警報発令中PDF形式/573.26KB
- POLICEアプリふくしまチラシPDF形式/393.4KB

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問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは農林整備課 農林管理係です。
〒961-8602 福島県白河市八幡小路7-1
電話番号:0248-28-5528 ファックス番号:0248-24-5525
メールでのお問い合わせはこちら- 2025年10月16日
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