共楽亭

20共楽亭 

白河市指定重要文化財(建造物)

 松平定信が、南湖の開鑿(かいさく)終了後の享和年間(1801~03)に、もっとも眺めのよい鏡山の中腹に建てた茶亭である。建物は、桁行4間(7.3m)、梁間2間(3.66m)の寄棟造りの木造木羽葺平屋建で、北側を除く三方に、下屋で幅三尺の切目縁を巡らせている。また、建物の北東隅は妻入り板扉付きの玄関としている。

 室内は8畳2間で、2間の間には欄間の位置に幹竹を通して境としたのみで鴨居や敷居がなく、16畳1間にも見える。これは、茶室では身分の上下なく平等に付き合うという考えによるものと伝えられている。

指定年月日 平成23年11月11日

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建物情報

所在地

南湖

建築年代

江戸

文化財指定

一般公開

外観のみ