勝軍地蔵堂
勝軍地蔵堂は、明治初年(1868)に廃寺となった真言宗西光寺の敷地に残された勝軍地蔵を安置した堂宇が現在に引き継がれているものである。堂宇は、小柳氏の先祖が払い下げを受けて歴代にわたって管理しているものである。
堂宇は、棟札によれば天明5年(1785)の建立で、屋根中央部に宝珠を載せ、屋根が四方に流れる宝形造りの形式である。堂内には、正徳2年(1712)に製作された像高約130センチの銅造地蔵菩薩坐像(勝軍地蔵)が安置されている。勝軍地蔵は、西光寺で管理していた愛宕神社(新蔵に所在)の本尊であり、愛宕町の町名もこれに由来すると考えられる。
指定年月日 平成24年3月12日
建物情報
所在地
愛宕町
近隣
建築年代
江戸
一般公開
外観のみ