本家富川屋染物店建造物群
本家富川屋染物店は須藤卯八郎氏によって江戸時代中期頃に創業したと伝えられ、藍染を営む染物屋であった。江戸時代の町割絵図(享和3年(1803)頃)にも、当地において「宇八」(卯八)の名前が確認されている。
建造物群は伝統的な町屋造りの店と蔵が並立し通りに面し、敷地の奥には中庭を挟んで東と西の両側に蔵が2棟所在している。通りに面する蔵は、天保4年(1833)に建築されたものである。中庭東側の蔵は明治37年(1904)の建築で、店舗と中庭西側の蔵は建築年次が不明であるが明治期の白河町大火以後の建築とされており、遅くとも明治中期の建造物であると推定される。
指定年月日 平成30年3月1日
建物情報
所在地
新蔵町
近隣
建築年代
江戸/明治
一般公開
外観のみ
建築当時の業種等
染物業