上の片野屋建造物群
上の片野屋の創業は、宝暦年間(1751~64)とされ、約260年の伝統を伝える老舗である。創業者は片野吉兵衛氏であり、現当主で9代目を数える。創業当時は、機織の糸の仕入れ販売を営み、その後に古着や反物を扱う呉服店となり、現在に至っている。
建造物群は、通りに面して切妻・平入りの店蔵が2棟並立し、白河を代表する景観の一つとなっている。店蔵は、下部になまこ壁、上部は格子を含めて漆喰で塗り込めた重厚な造りの建造物であり、東側の店蔵は文化年間(1804~18)の建立と伝えられる。
指定年月日 平成23年7月21日
建物情報
所在地
桜町
近隣
建築年代
江戸/昭和
一般公開
外観のみ
建築当時の業種等
呉服店