遠藤家住宅建造物群
遠藤家は、江戸時代において代々「むらかみ屋」の屋号で旅籠を営み、本町の庄屋も務めるなど、小峰城下における有力な商家であった。明治以降は、貸し布団、不動産等を業とした。
建造物群は、旧奥州街道に接する路地に面して建つ伝統的な切妻・平入りの主屋に蔵が併設する白河の伝統的な町屋建築である。主屋は、明治10年頃に建築されたもので、一階と二階の軒は重厚な「せがい」、二階の窓は全面格子で覆われているほか、玄関脇の腰部には隅丸に面取りされた白河石が使用されている。また、地上三階、地下一階を有する明治期には珍しい構造となっている。
指定年月日 平成23年11月11日
建物情報
所在地
本町
近隣
建築年代
明治
一般公開
外観のみ
建築当時の業種等
旅籠