旧脇本陣柳屋旅館建造物群
本町は江戸時代の奥州街道白河宿の中心で、本陣・脇本陣をはじめ旅籠が50軒ほど軒を連ねていた。この地は脇本陣柳屋旅館跡地で、奥には当時の旅館の座敷蔵がある。脇本陣を経営した柳下家は、江戸時代の「本町絵図」には「旅籠渡世 柳下丹右衛門」と記され、代々旅籠を経営していた。
表通りに面して建つ建築物は明治期に勧工場(デパート)として建築されたもので、文明開化の時代を伝える洋風建築物である。奥には、江戸時代に建築された座敷蔵があり、明治14年(1881)に明治天皇の宿泊所になった等の由緒を持つ蔵である。座敷蔵は3室あり、一番奥の座敷は玉座と呼ばれ、床の間、違い棚、付け書院を兼ね備えた本格的な書院空間となっている。
指定年月日 平成23年7月21日
建物情報
所在地
本町
近隣
建築年代
江戸/明治
一般公開
内部可
開館時間 午前10時から午後4時
休館日 月曜日が祝日の場合は火曜日休館、年末年始(12月28日から1月4日)
見学 無料(貸館利用時には見学をお断りする場合あります)
建築当時の業種等
旅籠