今井醤油店建造物群
今井醤油店は、江戸時代末頃に今井清吉氏によって創業された。江戸時代には、当地において魚屋、乾物屋を営んでおり、文政6年(1823)「天神町絵図」には「肴商売武兵衛」、天保年間(1830~44)絵図には「肴屋清吉」と記されている。醤油製造を営むようになったのは、4代目今井清吉代の江戸時代末期と伝えられ、現当主で8代目を数える。
建造物群は、旧奥州街道に面した漆喰壁の座敷蔵と切妻・平入りの伝統的町屋建築の店舗が一体となって特徴的な景観を呈している。座敷蔵は、明治26年(1893)に建築されたもので、店舗・主屋は、魚屋を営んでいた江戸時代の建造物を増・改築し、現況の外観は昭和30年代の改修によるものである。
指定年月日 平成23年7月21日
建物情報
所在地
天神町
近隣
建築年代
江戸/明治/昭和
一般公開
外観のみ
建築当時の業種等
醸造業(味噌・醤油)