大木家住宅建造物群
大木家は、天保年間(1830~44)の天神町絵図の現在地に「薬種屋 丸井屋九兵衛」と記されており、江戸時代に薬種屋として創業された老舗である。
建造物群は、旧奥州街道に面して店蔵と母屋、その奥に茶室(指定外)、座敷蔵、倉庫蔵、穀物蔵がほぼ直列に配置されている。指定建造物はすべて明治期の建築で、座敷蔵と倉庫蔵では棟木が確認されており、大木久兵衛順信の名を見ることができる。北西側の庭園とともに、奥行きの長い町屋空間は、江戸期から明治期における町屋の構成を知ることができる貴重な事例である。
指定年月日 平成31年3月8日
建物情報
所在地
天神町
近隣
建築年代
明治
一般公開
外観のみ
建築当時の業種等
薬種屋